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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 統合型福祉施設の必要性と相乗効果~統合ケアの在り方~ |
内容 | 今日我が国では,少子高齢化の進行はもとより地域社会の機能や世帯構造の在り方等大きく変化している.特に核家族化の進行に伴い,世代を超えた日常的な交流が困難になっている.そんな中近年,高齢者用施設にこども用施設を併設する幼老施設が注目を浴び,異世代交流の促進によって得られる多くの効果が実証されている.本稿では,その幼老施設に着目し実践モデル事業を通してその実態について調べた.その結果,全国各地で当施設が展開されており,筆者が生まれ育った滋賀県においては,高齢者,障がい者,子どもの交流拠点づくりを積極的に進めていることが分かった.そこで筆者は,子どもや高齢者に限らず,地域社会で生活するすべての人々が利用できる複合型福祉施設の必要性を説き,当施設で期待できる相乗効果について考察した. |
講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 子ども |
キーワード3 | 障がい者・児 |
キーワード4 | 統合ケア |
キーワード5 | 相乗効果 |
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