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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 母子生活支援施設での生活―自立支援計画と生活支援― |
内容 | 母子生活支援施設には,DV被害者や,児童虐待を経験した子どもや障害を持った人が増加しており,問題が多様化し,ニーズも様々である.そういった流れの中で,母子生活支援施設の支援の在り方も大きく変化し,個別化が進められるようになってきた.その個別化の軸となっているのが自立支援計画である.それぞれの現状を踏まえて作られた自立支援計画は,目標を明確にするうえで非常に重要な役割を担っている.その自立支援計画をどのように日頃から意識をし,生活していくのかということは,退所へ向けての支援をするうえで,考えなければならないことである.そこで本稿では,母子生活支援施設における現在の取り組みを踏まえ,自立支援計画の役割,効果的な活用について考察した.そこから,職員と利用者の双方が普段の生活の中で目標を意識することが重要であると結論付け,そこから今後の自立支援計画の在り方を提言した. |
講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
キーワード1 | 母子生活支援施設 |
キーワード2 | 自立 |
キーワード3 | 生活支援 |
キーワード4 | |
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