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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 多文化ソーシャルワーカーの必要性及び支援のあり方 |
内容 | 日本の人口は年々減少している。その一方、来日外国人は年々増えている。外国人労働者の参入は日本の経済に貢献している反面、日本に新しい社会問題(医療、教育、犯罪、雇用など)をもたらした。言葉や文化の壁があるので、従来の枠組みでのソーシャルワーカーの機能だけでは、限界を感じる場合が出てきた。そこで「多文化ソーシャルワーク」という新たな理論的な枠組みが注目されてくるようになっている。アメリカ等では元々移民が多いので、多文化の人々に対する支援はソーシャルワークの中で当然に含まれていた。しかし、日本にとっては、多文化という状況があまり経験がない。本論文では、日本の現状と日本にとって多文化ソーシャルワーカーの必要性を明らかにした。特に、今後の課題として、将来の多文化ソーシャルワーカーの予備軍として日本で社会福祉学を学んでいる留学生に焦点に当てて、多文化ソーシャルワーカーの教育・育成の課題について述べた。 |
講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
キーワード1 | 外国人 |
キーワード2 | 新たなニーズ |
キーワード3 | 多文化ソーシャルワーカー |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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