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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 大阪市における地域活動協議会の現状と課題―磯路地域活動協議会(港区)の活動を通して― |
内容 | 今日わが国では,既存の単位町内会よりも大きなエリアにおいて,多様な活動主体の協働を意識した協議会づくりが大都市を中心に進められている.大阪市では2012年度より「地域活動協議会」の設立が進められてきたが,地域側の理解が十分でない中で請求に進められた背景もあり,大半の協議会が試行錯誤をしている状況が続いている.そのようななかで,港区の磯路地域活動協議会は担い手自身が楽しみながら,多面的な活動を実施している.そこで,本稿ではこの協議会の実践を通して,地域活動協議会が地域に生まれたことで,地域活動はどのように変化したのかを考察したところ,1)地域活動協議会という地域の「窓口」的な機関ができたことで地域内外の諸団体との協働が容易になった,2)地域活動協議会が主催として活動を行うことで,従来の個々の団体が主導するものよりもより幅広い,柔軟な活動が可能になったということが分かった. |
講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
キーワード1 | 地域住民協議会 |
キーワード2 | 地域活動協議会 |
キーワード3 | 住民自治 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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