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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 児童養護施設における入所児童の心のケアの在り方 -安心・安全な生活を営むための生活支援を通して
内容  近年,児童虐待の問題がメディアで多く取り上げられるようになった.しかし取り上げられるのは児童虐待が起きたという事実だけであり,保護された子ども達がどのような苦しみを抱えて生きているのかは知られていない.また虐待の有無を問わずとも,本来愛着の対象であるはずの親との離別を経験している入所児童の心に抱える傷の深さは計り知れない.そこで本稿では,入所児童が心に受けた傷を癒しながら安心・安全な生活を営むために,生活環境の中でのケアワーカーの心のケアが重要となってくることを明らかにする.
 最初に,児童養護施設で暮らす児童の心の傷の深さを事例検証を通して述べ,その現状から心のケアの必要性を論ずる.次に,ケアワーカーによって生活環境の中で行われている心のケアについて論ずる.それらを踏まえ,児童養護施設で子ども達が心の傷を癒し安心して生活を送るために重要となる,ケアワーカーの心のケアの在り方について考察する.
講評 本論文は、児童養護施設で暮らす子どもたちに対する、主に「心のケア」について論じたものです。施設で働く職員への聞き取り調査を通して、様々な事情で子どもたちが心に負った傷を癒すための、施設での生活支援のあり方が丁寧に考察されています。
キーワード1 児童養護施設
キーワード2 児童虐待
キーワード3 心のケア
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