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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 企業の子育て支援 -共働き家庭が子育てしやすい社会へ-
内容  子育て支援は,1990年代から拡充され続けている.企業の子育て支援,つまり両立支援策も,育児休業法の改正とともに拡充を続けてきた.しかし,当事者の声を聞くと,両立支援策は機能しておらず,母親に大きな負担がかかっていることが多い.仕事上においてもやりがいを見失い,子育てにおいても終わりが見えず,母親が安心して育児を行っている状態とは言えない.また,父親に関しても,長時間労働により,育児に参加したくてもできない現状がある.
 本論文では,共働き家庭が安心して育児を行えるような社会にするために,企業の子育て支援の課題と今後の方策を論ずる.両立支援策行き詰まりの背景には,ジェンダー観や,日本型雇用慣行,仕事観の変化等,複雑な問題が絡み合っている.その結果,育児と仕事を両立するために必要な,柔軟さを失った状態にある.今後,私達がどのように意識を変え,社会を変え,育児をよりよいものにしていくべきかを考察する.
講評 本論文は、仕事と育児の両立のために、企業が取り組むべき支援について論じたものです。今日確かに子育て支援の取り組みは様々に行われているが、母親を取り巻く状況や日本の文化的な状況にフィットしていないという、鋭い指摘からの考察がされています。
キーワード1 子育て支援
キーワード2 両立支援
キーワード3 共働き家庭
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