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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 自助グループにおける薬物依存症者の回復 |
内容 | 薬物依存症を克服し回復する道のりは、非常に長く険しいものである。依存症者が一人でやり遂げようとするのは、不可能であるといっても過言ではない。したがって、彼らには回復を目指してリハビリテーションを受ける場と、共に成長していく仲間が必要である。本論は、自助グループにおける薬物依存症者の回復を考察し、その課題と展望を述べるものである。 第一章では薬物依存症について言及し、回復の定義づけと薬物再使用の問題に触れ、サポートとなる医療機関と治療共同体について述べる。第二章では治療共同体の構想に基づいた自助グループおよび自助プログラムがどのように機能しており、どれほど有効性を持っているのかを、AA(アルコール依存症者のための自助グループ)を参考に考察する。第三章では薬物依存症専門の回復プログラムを提供している自助形式のリハビリテーション施設「ダルク」を取り上げ、その中でも京都ダルクの現状と課題を利用者とスタッフという二つの側面から考える。最後に第四章では薬物依存症者が自助グループで回復し、社会復帰していくという目標を達成するために、これまでに触れた課題も含め、解決策を導く。 |
講評 | 今年度は本ゼミらしいテーマが目立った。性やジェンダーに関連するテーマや、マイノリティ、ホームレスや薬物依存者のように社会的に排除されがちな人たちへの援助といったテーマが多かった。一人一人、自分の問題意識を表現することができ、自分のテーマについてまとめ、大学の集大成を仕上げた。しかし、一部の人は卒論に取り組むのが遅すぎて、充分に能力を発揮することができなかった。やはり早くから論文執筆に取り組んだ人の方が優れた卒論を仕上げることができた。 |
キーワード1 | 薬物依存症 |
キーワード2 | 自助グループ |
キーワード3 | 回復プログラム |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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