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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日本で働くフィリピン人出稼ぎ労働者について |
内容 | 現在,日本では「少子高齢化」による労働力不足が懸念されている.そこで期待されるのが海外からの意欲ある若い出稼ぎ労働者であるが,現在の日本社会に外国籍労働者を受け入れられる態勢が整っているとは言い難いと筆者は考える.筆者が10か月間の留学生活を過ごしたフィリピンも日本へ多くの出稼ぎ労働者を送り出していることから,特に日本で働く外国籍労働者の中でもフィリピン人に注目して,これからの日本のあるべき姿を考える.出稼ぎ受け入れ側である日本が抱える問題だけでなく,送り出し側のフィリピンが抱える問題も取り上げ,両者のニーズを満たし,かつ「安全」な出稼ぎを達成するためには何が必要であるかを問う.また,出稼ぎによるフィリピンにおける貧困の連鎖についても注目し,出稼ぎ最盛期であった1980年代にエンターテイナーであった女性たちとその子どもたちの現在についても論じる. |
講評 | 筆者は日本に出稼ぎに来るフィリピン人の実態と課題を明らかにし、今後の支援について検討した。本論文の特徴であり、高く評価する点でもあるが、自身がフィリピン留学中にボランティアとして関わった支援団体(Batis Center)と、帰国後に携わった大阪の支援団体(CHARM)の実践現場から最新の情報や事例を取り入れたことである。文献研究ばかりではなく、アクションリサーチの要素もあり、独自性のある One and only の力作を仕上げた。日本が外国人にとって住みやすい国になるように、将来は一人のソーシャルワーカーとしてその経験と知恵を発揮し、活躍を期待する。 |
キーワード1 | フィリピン女性エンターテイナー |
キーワード2 | JFC |
キーワード3 | 発展途上国 |
キーワード4 | グローバル化 |
キーワード5 | |
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