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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | ナラティブ・アプローチを用いた介入の実践と効果の検討 バザールカフェにおける「仲間」としての支援 |
内容 | 京都市左京区にあるバザールカフェでは、主に一般的な就労が困難な、外国人や精神疾患・身体疾患を抱えながら生活している人々などを優先的に雇用しており、他にも多様な人々が無給スタッフやボランティアとして関わっている。筆者は約半年間、大学準教授で牧師でもあるYさんにスーパービジョンを受けながら、バザールカフェで実習をおこなってきた。その中でみえてきたのは、いわゆる「要支援者」と「支援者」が対等な関係で行われている支援であった。筆者は、その背景のひとつとして福祉専門職がナラティブ・アプローチを用いていることに焦点を当て、バザールカフェにおいてナラティブ・アプローチ実践をおこなった。また、バザールカフェの大きな特徴である「多様性」が、“対等な支援”が成り立つことを可能にしていると考えた。これらを論じたうえで、他の既存のコミュニティでナラティブ・アプローチが機能する可能性を考察する。 |
講評 | バザールカフェでの実習体験を通して出会った「ナラティブ・アプローチ」への関心から、筆者は「対等な支援のあり方」について考察を深めた。バザールカフェという特殊な現場の支援について紹介し、事例を用いてナラティブ・アプローチの特徴と効果など論じた。支え合うコミュニティのあり方、支援のあり方についてユニークで興味深い視点を紹介できた。社会福祉の分野ではまだ広く浸透していないナラティブ・アプローチの普及のためにも一つの貢献となった論文を評価したい。これからもぜひ福祉現場でこのアプローチに基づく実践をし続けて欲しい。 |
キーワード1 | ナラティブ・アプローチ |
キーワード2 | コミュニティ |
キーワード3 | 多様性 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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