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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | セクシュアルマイノリティが福祉の中で可視化されるまでの手探り |
内容 | 今日の福祉において社会問題を取り扱うということは珍しいものではなくなった。しかし、今なお社会問題を通しても可視化できていない問題はたくさん存在する。そのなかでも、私はセクシュアルマイノリティの問題を取り上げたいと思う。自身がセクシュアルマイノリティと深く関わっていることや大学の授業でもあまり取り扱われていないこと、セクシュアルマイノリティに対して偏見に満ちた言動を身近に感じているにも関わらず、周りは何も疑問を持たないどころか、面白がっているように感じることからセクシュアルマイノリティが抱える問題を福祉課題として可視化していくことの重大さを述べていき、最終的にはどのような社会が望ましいか、どのように生きていきたいか、など個人的な考えを提唱しつつ考えてもらえるようなきっかけを作っていきたい。 |
講評 | 本論文はセクシャルマイノリティが抱える問題を社会福祉の課題として捉える必要性を提唱した。日本の社会福祉ではまだ取り上げられていないテーマを卒業論文で取り上げることは、ひとつのソーシャルアクションでもあるという問題意識に感心させられる。多くの当事者がまだ社会で苦しめられている中でその福祉的課題を研究していくことはまさにアクションリサーチである。当事者にとって大きな壁となる制度的な課題、教育、精神、医療といった多様な角度から考察した。社会福祉の専門領域において、セクシャルマイノリティへの理解と配慮が行き届くために何が必要なのか、多くの示唆を与える論文をまとめた。今後は医療ソーシャルワーカーとして現場での貢献を期待する。 |
キーワード1 | セクシュアルマイノリティ |
キーワード2 | LGBT |
キーワード3 | 医療福祉 |
キーワード4 | 教育 |
キーワード5 | 家族像 |
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