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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 震災と多文化共生 ―過去の大震災からこれからのまちづくりを考える― |
内容 | 日本は地震の多い国といわれ、これまで多くの震災に見舞われてきた。日本において、地域には日本人とともに外国人も多く暮らしているなか、彼らへの支援は十分に行われているといえない現状がある。地震の経験に乏しい彼らが、震災発生後聞きなれない震災特有の言葉による膨大な情報のなかで正確に情報を得て、地震に迅速に対処できるような支援が必要となる。また、彼らは決して支援される側だけの人間ではない。東日本大震災後、多くの外国人ボランティアが被災地を訪れ、自分のできる支援活動を行った。彼らもまた、ともに日本という国でともに暮らしている住民なのであり、彼らを含めた震災に向けての対策を講じていく必要がある。発災時に彼らが抱える問題、地域の状況をふまえ、「多文化共生」の概念を取り入れながら、災害に強いこれからのまちづくりについて論じる。 |
講評 | 筆者は多文化社会における震災時の支援と防災のあり方を考察した。災害時に外国籍住民が抱える問題を明らかにし、外国人も含めた災害対策と災害に強いまちづくりを考察した。文献研究と合わせて、東日本大震災からの詳細な情報も多く取り入れ、またNGO団体職員のインタビューも行うことでタイムリーな、そして信憑性のある内容となっている。多文化共生社会の実現に向けて、日本の課題と災害対策への提言をまとめられたのは、緊急性もあるこの分野への一つの貢献でもあり、感謝したい。 |
キーワード1 | 震災 |
キーワード2 | 外国人 |
キーワード3 | 多文化共生 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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