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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日比国際児が抱える問題 ~国籍取得の必要性とは~ |
内容 | 筆者がJFC(Japanese-Filipino Children)に取り組もうと考えたきっかけは三つある。一つ目は大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動、二つ目はハワイでの実習体験、三つ目は児童養護施設での実習経験である。それらすべての経験を含め、卒業論文には筆者が大学生活の四年間で学んできたことをすべて出し切って終わりたいという思いがあったため、児童福祉、国際的な社会問題、それらを通してアイデンティティや多文化共生について考察を深めることができるこのテーマを選んだ。 まずJFC問題とは何かを述べ、JFCが抱えている三つの問題を紹介する。その中でも特に日本国籍取得問題に焦点を当て、日本の国籍に関する歴史を述べる。その後日本国籍取得に関する裁判を紹介し、現在JFCがどのような問題を抱えているのか述べる。さらに国籍取得の必要性を高めるために当事者の声を紹介し、最後にJFC問題への解決策を述べ、多文化理解、多文化共生について考察する。 |
講評 | 筆者はJapanese Filipino Children の抱える問題を取り上げ、特に国籍取得の問題に焦点をあてた。詳細な文献研究と合わせて、当事者を支援するNGOなどからの最新情報も豊富であり、インタビュー調査を含めて当事者の声を引用している点を高く評価する。法律的な問題も大きいとしながら、社会問題として分析することで、多文化教育の必要性やアイデンティティの問題にも焦点をあて、多角的な視点で考察をしている。多文化理解といった、日本社会でますます必要とされる問題意識を提唱している。筆者はこれからもJFCを含めて国際的なアイデンティティをもつ子どもたちが住みやすい日本社会の実現に向けて貢献していくことでしょう。 |
キーワード1 | JFC |
キーワード2 | 国籍 |
キーワード3 | アイデンティティ |
キーワード4 | 多文化共生 |
キーワード5 | |
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