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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | ウトロから見る日本のマイノリティ ~置き去りにされた街で住み続ける本当の意味~ |
内容 | ウトロ地区とは、「置き去りにされた街」と称され、京都府宇治市に実在する在日韓国・朝鮮人集落である。本稿の目的は、ウトロ地区を通じて、在日韓国・朝鮮人の歴史的背景と現状を把握し、日本行政と在日韓国・朝鮮人側双方の今後の対策を考察することである。 第二次世界大戦で日本により植民地化され、国策事業のために何万人もの韓国・朝鮮人が来日した。そして戦後何の補償もなく全員が放置され、祖国に帰るに帰ることができない人々は、日本に残り強制退去を迫られ、また劣悪な条件で生活をすることを余儀なくされてきた。本稿では特に居住権と国籍に焦点を当てながら、ウトロ問題に関して、法律だけでは解決できない人間としての思いや尊厳をどう反映していくべきかについて述べる。 |
講評 | 今年度は本ゼミらしいテーマが目立った。性やジェンダーに関連するテーマや、マイノリティ、ホームレスや薬物依存者のように社会的に排除されがちな人たちへの援助といったテーマが多かった。一人一人、自分の問題意識を表現することができ、自分のテーマについてまとめ、大学の集大成を仕上げた。しかし、一部の人は卒論に取り組むのが遅すぎて、充分に能力を発揮することができなかった。やはり早くから論文執筆に取り組んだ人の方が優れた卒論を仕上げることができた。 |
キーワード1 | ウトロ |
キーワード2 | 在日韓国・朝鮮人 |
キーワード3 | 居住権 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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