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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 音楽療法と認知症─認知症とともに豊かに生きる─
内容 近年,高齢者人口の増加に伴い認知症患者数も増えてきている.認知症という病にかかるということは,認知症である本人や,家族を中心とする周囲の人に様々な精神的な負担感やストレスを感じさせることだろう.しかし,認知症になったからといって楽しく生きられないというわけではない.本論文では,認知症高齢者のストレスを軽減させ,認知症を抱えながら豊かに生きるための方法の1つとして「音楽療法」を取り上げる.はじめに認知症と音楽療法について基礎的なことを述べた後,認知症高齢者に対する音楽療法の実践に関する先行研究について触れ,音楽療法がもたらす効果や影響について述べる.さらに,認知症患者自身の声を紹介しながら,先行研究から見えてきた音楽療法の難しさにも触れる.これらのことをふまえ,認知症高齢者に対する音楽療法の実践のこれからについて論じ,最後に実際の音楽療法を見学させていただいた時の様子を紹介,考察する.
講評 本論文の筆者は、すでに文献からの学びはとてもよくできていたが、音楽療法を見たこともなければ、経験したこともなく、書かれたものだった。だが音楽療法を卒論で取り上げるきっかけとなった方とそのご家族に見学させて頂くことをお願いして、一度はその機関から「お断り」されながらも、筆者の音楽への愛を知ったご家族の働きかけで見学が実現した。そこで観察したことを最後の章に加えて、卒論は、理論に現実が加わり、さらに人物の表情と感情が加わり、音楽療法の目的が何であるかが明白になる卒論となった。
キーワード1 音楽療法
キーワード2 認知症
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