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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 高齢者が安心して暮らせるまちとは~サロンを中心とした地域での居場所作り~
内容 独居高齢者の増加問題など,孤独を感じる環境の中で高齢者にとって住みやすい街とはどういったものであろうか.孤立している高齢者にとって精神的な支えがより重要となってくる.ずっと住んできた街や気に入っている街で安心感を持って住み続くことができる街になるために,人の見守りや人とのつながりが生まれるような環境が大切である.地域で暮らす高齢者が,自分らしく生活できる居場所があり,生きがいを持って暮らしていくことのできる街とは.まず初めに,高齢社会の実態を述べ,高齢者の居場所作りの重要性について述べる.社会参加にもなるサロンの重要性について考え,宇治市の三か所のサロンの見学・インタビューを踏まえて,サロンが持つ三つの役割を述べる.人とのつながりが生まれる場となるサロンは,主体的に活動できる場でもあり,見守り体制もあり,精神的な拠り所として安心して暮らせる居場所としての考察を行う.
講評 本論文の筆者は両親の祖母がそれぞれ一人暮らしをしていることから、年老いて一人で暮らす生活に注目し、一人住まいでも孤独にならない精神的なサポートがどのように得られるかを探り、居場所の重要性からサロンに注目した。実際にU市の3つのサロンで主催者と参加者にインタビューを行うことにより、サロンの役割が、参加者にとって、「親密性」、「介護予防」、「役割の創出」の3つにあるのではないかと思い当たり、その3つのサロンのそれぞれがその3つの特質をどう満たしているかの評価を行い、地域での居場所づくりに一つの方針を築くことができた。
キーワード1 高齢者
キーワード2 居場所
キーワード3 サロン
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