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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 尊厳死とリビング・ウィル~その人がその人らしく生きるために~
内容 まず,第1章において,「射水市民病院・呼吸器取り外し事件」について取り上げ,事件の概要,医師によって呼吸器を外された7人の患者がどのような思いを持っていたかなどを述べる.そしてその事件はどのような影響を世間に与え,そこから見えてくる問題点を考える.第2章において,日本尊厳死協会設立の経緯や尊厳死法制化の動き,協会が勧めているリビング・ウィル,またその創設者である太田典礼の思想について述べる.第3章では,近年の終末期医療の問題の一つになっている重度認知症患者の延命措置について,日本ではどのような議論がされているのかを述べ,そして最後にそれまで述べていた本人の主張が尊厳死になるという考えを否定し,最終的には誰が死を決めることで本当の尊厳死になるのか,私なりの尊厳死のあり方について述べていく.
講評 「死ぬのは怖い」と思っていた本論文の筆者が、『自然死』の提唱者のことばに、「死と若いころから向き合い考える」ことに勇気を得て、「自分らしく生き、自分らしい最期を迎える」ことを可能にするのは何かを探ったものである。射水市の呼吸器取り外し事件から尊厳死協会の活動に注目するが、創始者の太田典礼の思想が、生の優劣を肯定し、高齢者は無益な存在である、とする優生思想であること、本人の意向よりも家族の意向が尊重される傾向を詳しく調べた。本人と家族が日頃から死について話し合うことにより、出たこたえが尊厳のある死を可能にする、と言う結論は、人間味と暖かさを感じる。
キーワード1 尊厳死
キーワード2 リビング・ウィル
キーワード3 日本尊厳死協会
キーワード4 太田典礼
キーワード5  
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