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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 認知症高齢者が地域で暮らすためには
内容 筆者はこれまで, 社会の人々の認知症高齢者の方に対する偏見の目に, 強い違和感を覚えてきた. 社会の人々の理解がないことで, 生きづらさを感じている当事者の方はたくさんいるのではないかとも感じてきた.認知症の人は環境の変化に弱く, 住み慣れた地域で生活できること自体がケアになることから,彼らの地域での生活を支えていく必要がある. 認知症高齢者が住み慣れた地域でその人らしく暮らすためには, まずは地域の人々に認知症を正しく理解してもらい, 認知症高齢者に対する偏見をなくしていく必要がある. そして, 理解した上で, 当事者の方に対して他人事でいるのではなく, 思いやりの心を持って接してほしい.そこで, 地域住民に認知症を理解してもらうためにどのような活動が行われているのか, そして認知症高齢者が安心して暮らせるまちづくりにはどのようなものがあるのか論じていきたい.
講評 本論文の筆者はバイト先の店の人々の認知症の買い物客への偏見はなぜ生じるのか、どのようにこのような偏見を変えられるのか、と研究を進めた。偏見は無知や無理解から生まれ、日本の様な競争社会では、勝つことに高い価値を見出し、認知症などの病気には偏見と差別が増す。認知症の人が地域で暮らすことが必要なのに、地域の人の理解が少ない現実はどのように変えられるのか?認知症への理解を進める動きがあり、認知症サポーター養成講座やオレンジカフェなどが偏見の除去に大きな役割を果たすだろう。しかし地域での残り6日間の生活に思いを馳せて、偏見から自由なインフォーマル、フォーマルなサポートの協働や連携も必要と結論づけた。
キーワード1 認知症高齢者
キーワード2 偏見
キーワード3 地域
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