| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 社会福祉学科 |
| 年度 | 2014 |
| ゼミ名 | 山田 裕子 |
| タイトル | 中国における高齢者福祉 |
| 内容 | 現在中国では，1979年から始まった「一人っ子政策」等の家族計画の政策強化等による出生率の低下と，経済・社会発展や科学技術の進歩，医療衛生水準等の改善に伴う平均寿命の向上により，急速な高齢化が進んできている.この研究は，中国における高齢化の現状及び高齢者福祉に対する取り組み，老後の生活保障の一つである年金制度，高齢者福祉対策である高齢者福祉施設の状況，高齢者の生活保障格差，医療保障制度に対する取り組み等について調べたものである.中国の高齢者福祉の普及・実施状況には，経済格差・地域格差があるのが現状であるため，この研究で取り上げている内容は，現在得られた限られた情報を基に記述した一例に過ぎないが，中国の高齢者福祉を理解する上での一助になれば幸いである. |
| 講評 | 本論文の筆者は中国の高齢者福祉、という大きな問題に取り組みました。中国と言う大きな国、そして高齢化の進行の速さとその規模大きさに、日本で勉強した筆者の力が求められていることでしょう。2015年までに60歳以上の高齢者は1.69億人。(中国では60歳以上を高齢者と呼びます。) 高齢者が家族で介護されることが当然とされていた時代から、家族とは離れて住む高齢者が増えて、「社会的介護」に今では移り変わったが、年金制度が十分でなく、高齢者間の格差が大きいとのことである。医療保健制度も今後の整備が必要であり、日本の歩みが何らかの参考になることが期待できないだろうか。課題は大きいが、今後の成果が楽しみである。 |
| キーワード１ | 中国の高齢者福祉 |
| キーワード２ | 高齢化 |
| キーワード３ | 格差 |
| キーワード４ | 医療保険制度 |
| キーワード５ | |
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