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学科 産業関係学科
年度 2014
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 非正規雇用者に対するキャリア開発の現状と課題
内容  グローバル化に伴い、非正規雇用者数・比率は共に1984年以降、現在に至るまで伸び続けている。その数・比率の増加・上昇とそれに伴う正規雇用者数・比率の減少・低下によって非正規雇用者が、従来は正規雇用者の役割であった「PDCAサイクルを回す存在」へと変わっていくという「質的基幹化」が起こっていった。「質的基幹化」により近年では非正規雇用者のキャリア開発を実施している企業が増加している。そこで本論文においては現在の非正規雇用者のキャリア開発はどういった姿であるかについて、各種統計データや先行研究を用い明らかにした。また、企業の非正規雇用者のキャリア開発に向けての課題点は何かについて論じた。結果として産業や規模によって違いはあるものの、企業による非正規雇用者へのキャリア開発は前向きであるということ、非正規雇用者に対するキャリア開発は有意義であるということが明らかとなった。この結果を受けて、積極的に非正規雇用者に対して仕事内容の高度化と待遇の是正を行うべきだと提案した。
講評  非正規雇用者に対するキャリア開発の有効性と必要性を主張した論文。主張は比較的筋が通っているが、仮説的観測の性格が強い。また、非正規雇用者内部の多様性に目配りできるとなおよかった。
キーワード1 非正規雇用
キーワード2 キャリア開発
キーワード3 質的基幹化
キーワード4 正社員登用制度
キーワード5  
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