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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 地方鉄道の存続と観光事業振興との結び付き |
内容 | 近年、自動車産業の発展によるモータリゼーションが進行したことや少子化などが原因となって、地方鉄道は次々と廃止の危機に直面している。今や地方鉄道は、“地域の足”という役割のみで自立することが困難となってきているのだ。そこで地方鉄道の存続のために筆者が目を付けたのが“観光客”である。観光事業振興で観光客を呼び込み定期外収入を増やしていくことが、地方鉄道を維持し運営していく上で第一歩であり、重要であると言える。本稿は「地方鉄道存続のために取り組むべき観光事業とは如何なるものか」という問題を解明することが目的である。そのため、上記の問題を解明するべく筆者自らが地方鉄道企業へ赴き、ヒアリング調査を実施した。そして分析の結果、調査対象となった企業の成功の陰には、「本源需要」および「観光事業サイクル」という概念で説明可能な取り組みおよび外部との関係の存在が判明した。加えて、これらの概念に着目しつつ、有効な観光事業策を論じた。 |
講評 | 地方鉄道の存続のために観光事業をどのように実施すれば効果的であるか、事例調査を実施して検討した論文。先行研究の理論枠組みと調査データがよくかみ合っており、説得的な議論となっている。 |
キーワード1 | 地方鉄道 |
キーワード2 | 定期外収入 |
キーワード3 | 本源需要 |
キーワード4 | 観光事業サイクル |
キーワード5 | 観光資源 |
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