詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | PFI刑務所における社会復帰への取り組み |
内容 | 日本の刑務所は過剰収容状態である。この原因の一つは福祉のセーフティーネットから毀れたものが司法という網にかかり、なんとか刑務所に居場所を求めているという事実である。そんな中、運営を民間企業に委託した「刑務所」が開所した。国の専権として行われてきた刑務所運営をノウハウのない民間企業に委ねることはふさわしいのか、企業の営利性は直接利益を生むこととのない刑務所事業には不向きではないかという批判が多く、懸念を抱くものは少なくない。本論文では受刑者が抱える社会復帰への困難を踏まえつつ、民間運営委託刑務所の社会復帰への取り組みを検討する。 「社会復帰促進センター」と呼ばれる民営刑務所で採用されている「PFI方式」という手法とともに、社会復帰促進センターの概要を概観し、現在計画、実行されている取り組みを検討した。また今後課題となりうる事項についても論究している。 |
講評 | 今年度は本ゼミらしいテーマが目立った。性やジェンダーに関連するテーマや、マイノリティ、ホームレスや薬物依存者のように社会的に排除されがちな人たちへの援助といったテーマが多かった。一人一人、自分の問題意識を表現することができ、自分のテーマについてまとめ、大学の集大成を仕上げた。しかし、一部の人は卒論に取り組むのが遅すぎて、充分に能力を発揮することができなかった。やはり早くから論文執筆に取り組んだ人の方が優れた卒論を仕上げることができた。 |
キーワード1 | PFI |
キーワード2 | 受刑者 |
キーワード3 | 民間企業 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |