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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 企業におけるメンタルヘルスの現状 -指導的地位にある女性の昇進うつについて- |
内容 | 本論文は、企業における女性の昇進うつの実態を把握し、予防策を模索することを目的としている。日本生産性本部メンタルヘルス研究所や労働政策研究・研修機構による先行研究では、メンタルヘルス問題が多くの企業で問題となっており、増加傾向に歯止めがかかってきていることから、予防・支援策実施の広がりによる効果が表れ始めている兆候が示されているものの、減少するには至っていない。 これらを受けて、メンタルヘルス問題に関して2014年12月に行った聞きとり調査から得られたデータを分析した結果、2014年6月に安倍内閣が提示した「2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上にする」という成長戦略が打ち出されたことによって、女性が管理職に昇進し、そのことが直接昇進うつの原因になったという事例は幸いなことに少ないが、この先増加することが大いに予想されることが分かった。よって、早めの対策が必要となるのは言うまでもなく、予防策についても議論している。 |
講評 | 女性活用に関して数値目標が設定されることで、準備不足の女性が無理矢理にでも指導的地位につかされることが増え、メンタルヘルス問題が深刻になるのではないかという時代の要請に見合った論考である。企業の具体的な女性育成実態と管理職への登用状況、その後のパフォーマンスを関連付けて分析できればなおよかっただろう。 |
キーワード1 | メンタルヘルス |
キーワード2 | 昇進うつ |
キーワード3 | 女性のメンタルヘルス問題 |
キーワード4 | 心の病 |
キーワード5 | |
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