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学科 産業関係学科
年度 2014
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 面接業務におけるアウトソーシングの有用性
内容 本論文ではBPO(業務プロセスアウトソーシング)に注目し、その定義、市場の現状を踏まえた上で、採用業務への適用と、その中でも面接業務におけるアウトソーシングの有用性について検証することを目的としている。検証に当たっては、主として厚生労働省「労働者の募集・採用に関する実態調査報告書」(2006)のユーザー企業への調査票調査とベンダー企業への聞きとり調査を活用した。
 検証の結果、ユーザー企業の人手不足のために面接業務に関するアウトソーシング需要が存在しており、ベンダー企業は業務代行寄りのアウトソーシングを行っている。一方で、面接官派遣の需要も存在しており、こちらではコンサルティング寄りのアウトソーシングを行っている。現状では業況がよく、売上が伸びているベンダー企業が多いが、業務の設計、企画から運用まで業務委託されている環境で行うことができているわけではなく、アウトソーシングの役割を果たしているとは言い難い状況であることが分かった。
講評 企業が採用業務をアウトソーシングする動きが見られ、それを引き受けるベンダー企業が増えている事実を踏まえ、「面接をアウトソーシングできるのか」「それで欲しい人材を採用できるのか」という問いに迫った意欲的な論文である。まだ事例が少なく分析に限界はあるが、今後どのような動きを見せるのか注目し続けていってほしい。
キーワード1 BPO
キーワード2 採用
キーワード3 アウトソーシング
キーワード4 面接
キーワード5  
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