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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 学校における性教育についての考察 ―日本の現状と各国の取り組みから―
内容  近年、子どもたちの性をめぐる現状は悪化している。溢れる性情報、性被害の増加、性感染症と人工妊娠中絶の増加、その背景にある性行動の低年齢化などが挙げられる。その一方で、これらの状況を改善する手立てとなる、学校における性教育は、学習指導要領においても明確な位置づけがされておらず、理科や保健の一部の授業のなかで扱われている
という状況である。
本論文では、政府によって出された性教育に関する公文書や実際に使用されている教科書を通して、日本における性教育の位置づけと現状を踏まえつつ、そこから見える問題点について言及した。また、世界各国の性教育、とりわけ国として性の解放や性教育が進んでいるとされるフィンランドやスウェーデン、オランダと、それに対して、禁欲性教育推進派と包括的性教育推進派で大きく意見の分かれるアメリカ合衆国における性教育の様子を参考にした上で、日本における性教育のあり方についての考察を行った。
講評 今年度は本ゼミらしいテーマが目立った。性やジェンダーに関連するテーマや、マイノリティ、ホームレスや薬物依存者のように社会的に排除されがちな人たちへの援助といったテーマが多かった。一人一人、自分の問題意識を表現することができ、自分のテーマについてまとめ、大学の集大成を仕上げた。しかし、一部の人は卒論に取り組むのが遅すぎて、充分に能力を発揮することができなかった。やはり早くから論文執筆に取り組んだ人の方が優れた卒論を仕上げることができた。
キーワード1 自己決定力
キーワード2 リプロダクティブ
キーワード3 ヘルス/ライツ
キーワード4 包括的性教育
キーワード5  
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