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学科 産業関係学科
年度 2014
ゼミ名 三山 雅子
タイトル 造船の歴史・現状・未来
内容  現在、日本の造船業界は苦境に立たされている。日本は1956年に世界一の造船大国になり、20世紀における世界の造船業界をリードしてきたが、2000年前半に韓国に世界一の座を明け渡した。その後、2009年には中国が韓国を抜き、日本は3位まで後退した。さらに、そのようなアジア新興国の台頭だけでなく、2009年のリーマンショック後の世界的な不況で船舶の需要自体が減少している問題があり、日本の造船業は向かい風が強い。
 しかし、造船は戦後日本の復興、高度経済成長に大きく寄与し、日本経済発展の一翼を担ってきた産業である。そこで、日本の造船が過去のように輝き、もう一度世界一になることはできないのかという疑問が浮かんだ。1章では戦後から1990年までの造船業界が激動の時代を過ごした期間を振り返った。2章では戦後に日本の造船が何故世界一になることができたのかを外的要因と内的要因に注目して述べた。3章では現在急激にシェアを伸ばしている韓国の造船の強さの秘密を「人」に着目して探った。4章では苦しい状況の中で日本の造船会社が生き残りをかけて取り組んでいる政策について述べた。5章ではこの卒業論文を書いてわかったことと今後、日本の造船業がどのような道を歩んでいくべきなのかを述べた。
講評  結局、昨年と同様のことを書かねばならなくなってしまった。今年も卒業論文は二極化していたと言わざるをえなかった。単に、卒論に一生懸命に取り組んだか否かというだけではない。それまでの大学での6年間の過ごし方の違いが、卒論にすべて集中して表現されていると思われた。結局、大学で学ぶということを、どうとらえるかとういうことについての違いが現れたのだと思う。大学で学ぶことを、これからの自分に関係のない机の上のことと捉えるか---そうであるならば、大学での勉強は単位を取ればよいだけのやり過ごすべきこととなる---、あ    !#&')*,-.01234
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キーワード1 人材育成
キーワード2 海洋開発
キーワード3 海外移転
キーワード4 高付加価値船
キーワード5  
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