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学科 メディア学科
年度 2014
ゼミ名 河崎 吉紀
タイトル メディアにおける昭和表象の変化―『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズを例に―
内容  昨今、テレビや雑誌、映画などのメディアを中心に昭和時代がブームとして取り上げられている。この現象に関する研究も存在するが、そこでは時代を経ることによって昭和ブームの表象内容にも変化するのではないか、という問いかけが存在していなかった。この問いに答えるために、昭和ブームを代表する映画である『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの内容分析を行った。これらの作品から昭和に対するイメージや、作品内の視点からみた未来の展望を表す言動を取り上げ、作品ごとに比較することで、昭和時代の表象内容の変化を可視化した。そこでわかったことは、どの作品にも昭和に対するポジティブな視線が存在するが、それと同時に時代を経るごとに昭和に対するネガティブな視線も大きくなっていること、未来に対する展望も、空想的なものから現実的なものへと変化していることである。このように、時間の経過とともに昭和の表象内容が変化していることを示した。
講評 個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。

キーワード1 ノスタルジー
キーワード2 昭和
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