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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 海外取材番組の教養性の研究 |
内容 | ここ最近、海外を取り上げる番組が急速に増加している。その取り上げ方は様々であるが、メディアのとりあげる題材は常に「見ておもしろい」「絵になる」ものに偏りがちであり、海外取材番組においても同様である。この論文では、現在放送中の海外取材番組をいくつか例に挙げ、その教養性と特徴を研究した。その結果、海外取材番組は様々な工夫をほどこされ、制作されているものの異文化交流という観点から見ると、それを積極的に促進しているとは言えず、むしろ促進するどころか、その本質を見えなくさせているという現実さえあるといえる。放送数が多く視聴者に新たな視点を与えうる海外取材番組だからこそ、社会的に有用な教養性を念頭におき、番組制作に努めるべきであるという結論に達した。 |
講評 | 放送法には「放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送の放送番組の編集に当たって、特別な事業計画によるものを除くほか、教養番組又は教育番組並びに報道番組及び娯楽番組を設け、放送番組の相互の間の調和を保つようにしなければならない」と規定している。しかしこれが実際に守られているのかという関心から、筆者は実際に放映されている海外取材番組を点検した。その結果、各局ともそれらの番組は実際とは違う形で単純にオモシロオカシクされていることを証明した。海外取材を売り物にしながら、現実には娯楽番組になっているのに、教養番組とされている矛盾を指摘したすぐれた卒論となった。 |
キーワード1 | 海外取材番組 |
キーワード2 | 教養 |
キーワード3 | クイズ |
キーワード4 | ステレオタイプ |
キーワード5 | テレビ文化 |
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