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学科 メディア学科
年度 2014
ゼミ名 渡辺 武達
タイトル 「社会風刺」の笑いとバラエティ番組の研究
内容 日本のテレビ放送は開始から60年が経過し、様々な新しい形式の番組が誕生し続けているが、今回の論文では「バラエティ番組」に絞り、はじめにバラエティ番組の誕生やその進化の経緯を調べる。そして現在数多くのバラエティ番組が視聴者の獲得に苦戦を強いられている中、バラエティ番組はこれからどのような方向性に向かっていけばよいのかを、過去の複数の人気バラエティ番組の中に潜む共通点を発見することで考察していく。その考察からわかることはいつの時代も「『社会風刺』の要素をうまくとりいれることによって生まれる笑いを活かしている番組」が多くの人々から支持を集めてきたということであり、これからのバラエティ番組においてもこうした「社会風刺」の笑いをどれだけ取り入れることができるのかが、視聴者を獲得する上での重要な要素だといえる。
講評 放送法では番組を「特別な事業計画によるものを除くほか、教養番組又は教育番組並びに報道番組及び娯楽番組を設け、放送番組の相互の間の調和を保つようにしなければならない」とするが現実にはとりわけプライムタイム(19:00-23:00)には若者の大半がドラマもしくはバラエティ番組に接している。しかしバラエティが単なる遊びを超えた「政治と社会」問題に関心を持たせる契機になる面があるのも事実である。筆者はその点に注目し、これからのあるべきバラエティ番組の一つの方向性を「社会風刺」面だとして、そこから社会問題への関心が高まる可能性に言及した。考察も着実でメディア学科卒業論文として高く評価できる。
キーワード1 社会風刺
キーワード2 テレビ
キーワード3 バラエティ
キーワード4 笑い
キーワード5  
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