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学科 メディア学科
年度 2014
ゼミ名 小黒 純
タイトル なぜK-POPの日本進出は止まらないのか
内容  韓国ドラマ「冬のソナタ」によって日本は韓流ブームに包まれた。その後第2の韓流ブームとも言えるK-POPブームが訪れ、社会現象にまでなった。ところが2012年8月に起きた竹島問題以降、そのムーブメントは落ち着きを見せ始めた。しかし現在も新たに日本進出するK-POPアーティストたちが存在し、日本の音楽業界においてK-POPは一ジャンルとして確立したと言っても過言ではない。なぜK-POPの日本進出は止まらないのか。
 韓国の音楽業界がグローバル進出に力を入れるのは、韓国の音楽市場が小規模であるためだ。隣国である日本は、世界第2位の規模を維持できている優良な市場である。海外から見ると世界的な音楽不況が進めば進むほど、言葉の壁さえ飛び越えれば、日本という重要なマーケットでチャンスを掴める可能性が大きく広がる。そして日本人がK-POPに冷めつつあると感じられているときだからこそ、K-POPのコアなファンを守り続け現状を維持することが重要になってくるのだ。
講評  今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。
 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。
 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。
 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。
 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。
キーワード1 K-POPブーム
キーワード2 J-POP
キーワード3 アーティスト
キーワード4 メディア
キーワード5 ファン
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