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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | オーストラリアと日本におけるワークライフバランスと幸福度の関係性 |
内容 | 2014年のOECD世界幸福度調査において、オーストラリアは前年に引き続き1位を獲得、日本は36か国中20位であった。11の調査項目で高いポイントを獲得したオーストラリアだが、ワークライフバランスに関する項目においては、先進国で最低水準とも言われている日本と同等であった。本論文では、ワークライフバランスと幸福度の関係性を、オーストラリアと日本の比較から探っていく。両国の労働環境と余暇のライフスタイルを、国民調査や民間アンケート等から比較し、その考察から、主観的幸福度に結びつくのはワークライフバランスの善し悪しではなく、その時間の質であるとの結果を得た。そしてその鍵となるのが家族との時間であり、家族とよりよい時間を過ごすことのできる環境が整っていることが、幸福度の上昇につながると結論づけた。具体的には国民全体が家族を最優先する環境、豊富な余暇施設等が、オーストラリアの幸福度が高い要因であると考える。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | 幸福度 |
キーワード2 | ワークライフバランス |
キーワード3 | オーストラリア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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