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学科 メディア学科
年度 2014
ゼミ名 小黒 純
タイトル 特別警報とメディア
内容  特別警報級の災害が発生したとき、警報を出す側(気象庁)と伝える側(メディア)から発信されている情報は一致しているのか、異なっているのかを研究する。気象庁の会見と、新聞記事からそれぞれの主張・指摘をまとめ、事例ごとに特徴を調べる。特別警報が発表されたとき、気象庁もメディアも、まずは制度の周知と伝達の重要性を述べている。発表回数が多くなるごとに、気象庁とメディアからの言及は少なくなった。一方、特別警報が発表されなかった事例に関して、特徴は3点ある。1点目、伝達・周知の必要性の訴えは双方ともにある。2点目、予測技術に関しては異なる意見を持つ。3点目、市民への注意喚起は変わらず強くなされている。
講評  今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。
 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。
 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。
 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。
 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。
キーワード1 特別警報
キーワード2 気象庁
キーワード3 メディア
キーワード4 異常気象
キーワード5 防災
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