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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | スポーツ選手のコメントをメディアはどう伝えたのか ――サッカーW杯ブラジル大会の報道を例に |
内容 | 本稿では、テレビや新聞といったマスメディアが、スポーツ選手のコメントをどのように伝えているのかを検証した。研究の目的は、新聞社がスポーツ選手のコメントを記事に載せる際、何か外せない言葉があるのではないか、言葉を言い換えているのではないか、独自ネタを大切にしているのではないかという筆者の3つの疑問を明らかにすることである。今回の研究では、多くの国民が注目し、多くのメディアが報道した2014年サッカーW杯ブラジル大会にスポットを当てた。中でも日本代表のエースであり、各メディアの取材に応じた本田圭佑選手を研究対象者とした。W杯の日本戦3試合についての本田選手のテレビインタビューとスポーツ新聞の記事を比較し、コメントの正確性、コメントの割合、新聞とテレビの共通するコメント、新聞の共通するコメントという観点から考察を行い、今後のスポーツ報道の議論のあり方を再考した。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | スポーツ報道 |
キーワード2 | テレビインタビュー |
キーワード3 | コメント |
キーワード4 | スポーツ新聞 |
キーワード5 | ニュースバリュー |
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