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学科 メディア学科
年度 2014
ゼミ名 小黒 純
タイトル ビールのCMにおける表現と構成の相違
内容  本稿ではビールのCMを4つ取り上げ、違いを比較する。まずCMに使われている表現を分類する。分類は①ニュース・告知形式、②データ重視形式、③警告重視形式、④依頼重視形式、⑤問いかけ重視形式、⑥情緒重視形式、⑦効用・利益重視形式、⑧語呂重視形式、⑨商品名重視形式の9つである。また、音声と画面の言葉の関係も4つに分類する。①音声重視型、②画面重視型、③画面外来語型、④言い換え型の4つである。更に、文末表現も分類することによってターゲットを考える。
 以上のように分類し、考察した結果「キリンラガービール」と「サッポロ生ビール黒ラベル」が、そして「ザ・プレミアム・モルツ」と「アサヒスーパードライ」がそれぞれ似た構造を持つことがわかった。前者は共に情緒を重視し、後者は消費者への商品告知に重点をおいていることがわかった。しかし、どのようなブランドイメージを持たせたいのか、その意図まではわからなかった。
講評  今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。
 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。
 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。
 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。
 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。
キーワード1 ビール
キーワード2 表現形式
キーワード3 情報量
キーワード4 ブランドイメージ
キーワード5  
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