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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 市民による原発反対運動をメディアはどう伝えたか ―山口県祝島を例に― |
内容 | 1982年、山口県上関町・祝島という小さな島の対岸に、中国電力が原子力発電所を建設するという計画が持ち上がった。 祝島の住民の 9 割を占める原発建設反対派は、 30 年以上にわたって原発建設反対運動を続けている。 本論文では、祝島における原発反対運動の経緯や概要を確認する。その上で、祝島の島民たちによる反対運動について報じた新聞記事の内容を分析していく。 研究方法としては、朝日新聞と読売新聞が、祝島の原発反対運動をどのように報じてきたかについて、「記事の総数」「記事の論調」「文字数」「1面掲載数」「見出し」「取材対象者のコメントの取り扱い方」の比較を行うことで分析する。 その結果、記事内容を徴する限り、全体としては、朝日・読売ともに、 反対派と推進派のどちらかに一方的に肩入れした記事を掲載し続けるのではなく、あくまでも中立的にバランスをとって報道していることが確認された。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | 上関原発 |
キーワード2 | 祝島 |
キーワード3 | 原発反対運動 |
キーワード4 | 新聞メディア |
キーワード5 | |
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