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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | ツイッターにおけるネット炎上事例の考察 ―映画『白ゆき姫殺人事件』を例に |
内容 | 本稿ではツイッターにおけるネット炎上の事例を考察する。2014年に上映された映画『白ゆき姫殺人事件』を見て、ネット炎上がどのように起こるのか、作品中の2つのシーンを分析した。ネット炎上が起きる条件は情報環境の問題、投稿者側の問題の大きく2つに分けられると考えられる。2つのシーンはその条件に当てはまるか、特にその問題に関する専門家の主張が当てはまるかを分析する。 前述の条件がすべて当てはまった時、ネット炎上は起きると仮説を立てたが、その仮説に反する結果となった。条件がすべて当てはまらなかった場合もネット炎上は起きており、特に多く当てはまった、ツイッターの匿名性の問題、自己顕示欲・自己承認欲の問題、炎上させる投稿者側の問題は、作品中だけでなく、現実のネット炎上の事例が起こる際の大きな要素になっていると考えられる。本研究を経て、どのようにしてネット炎上が起こるのかより理解を深めることができる。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | SNS |
キーワード2 | ツイッター |
キーワード3 | ネット炎上 |
キーワード4 | 映像分析 |
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