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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 認知症高齢者への適切なケアに関する考察 ―映画『ペコロスの母に会いに行く』の内容分析を通して― |
内容 | 本研究では、先行研究である横山(2005)の「映画『折り梅』における認知症高齢者の理解の試み」に倣いながら、映画『ペコロスの母に会いに行く』の内容を分析する。作品中での認知症高齢者と家族介護者の具体的な行動を分析し、認知症高齢者の心理や行動、それに対して認知症患者の家族がどのように対応することが望ましいのかを明らかにすることが、この論文の目的である。登場人物の行動からシーンを区切り、シーンごとの彼らの行動の解説と、認知症高齢者に対する適切なケア方法を明らかにした。 結論としては、家族介護者に対し、適切な対応方法が一つだけとは限らない中で、どのように行動することが望ましいかの判断材料を提供していくことが重要であると分かった。具体的な事例を知ってもらうことで、家族介護者自身が様々な選択肢を持って認知症患者に対応することが重要である。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | 認知症 |
キーワード2 | 家族介護者 |
キーワード3 | 適切なケア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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