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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 日本皇室・イギリス王室とマスメディア |
内容 | 「皇室・王室」と「マスメディア」は対等な関係にあるのか、その力関係の実態はどのようなものか。本研究の目的は、日本とイギリスの例を用いて比較し、皇室・王室とマスメディアとの関係性を明らかにすることである。皇室報道・王室報道とは、皇室や王室についてマスメディアが国民に向けて発信した情報全般をさす。タブーの存在により「開かれざる皇室」を持つ日本と、国民との距離を縮めることに尽力した歴史を持つ「開かれた王室」を掲げるイギリスの両国を比較することで、そこに共通点を見出した。それは、長い歴史の中で皇室・王室の両方において、マスメディアを利用しつつされつつという関係を繰り広げてきたことだ。雅子妃とダイアナ妃の実例を元に、新聞や週刊誌の記事を比較・研究し、マスメディアの持つ役割について考察した。そこから、皇室・王室とマスメディアはお互いに牽制し合い利用しながら共存してきた、という結果が導き出された。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | 皇室報道 |
キーワード2 | 王室報道 |
キーワード3 | マスメディア |
キーワード4 | 雅子妃 |
キーワード5 | ダイアナ妃 |
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