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学科 | メディア学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 現代アメリカ映画におけるヒーロー像の変遷 ーマーベルコミック実写映画を中心にー |
内容 | 本論文の目的は、近年、特に2000年代以後、注目を集めている新しいタイプのヒロイズム映画「マーベルコミック実写映画」が、娯楽性を提供しながらも、どのようなヒーロー像をいかなる映画構造によって描き出そうとしているのかを考察し、従来作の典型的な表現とは異なる、革新的な特徴を明らかにすることである。 そのため、本論文では、従来のヒロイズム映画とマーベルコミック実写映画において描かれている主人公のヒーロー像と映画の構造を比較し、変化が見受けられる点を考察した。 その検証の結果、根本的には同じであるが、マーベルコミック映画においては、従来のヒロイズム映画に出てくるような正統派ヒーローばかりというわけではなく、観客の意表を突くような新しいタイプのヒーローも誕生していた。また、マーベルコミックス漫画に基づき、「マーベル・シネマティック・ユニバース」という巨大な映画世界を創造したことがわかった。 |
講評 | 今年度は過去最大の20人を超えるゼミとなった。春学期が終わる7月下旬、「夏休み中に半分以上済ませ、12月上旬には全員が完成させ、卒業旅行の計画でも立てるがよい」と笑顔で見送った。各自が選んだテーマだし、それぞれが前進させることができるだろうと疑わなかった。 しかし、まったくエンジンがかからなかったようだ。就職活動が終わっていないなど、さまざまな理由が挙げられるが、例年以上に進行が遅い。11月には初めての「卒論合宿」を2泊3日で敢行、12月にも2度の日帰り合宿を行った。オレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。受講生に返送した添削後のペーパーは高さ20センチ以上に。 かくして、ようやくクリスマスイブの提出日に全員が間に合った。卒業論文を書く側だけでなく、指導する側も断崖絶壁に立たされたが、辛くも乗り切ることができた。結果的には、全員が一定水準を超える論文を書き上げることができた。 「大変だったが、達成感を味わった」という感想が届く。卒業論文が修練の機会となったならば、最高の大学生活を送ったことになる。全員が大きく成長したと信じている。 完成までの過程では、テーマ選びから研究対象や研究方法の検討、さらには研究結果のまとめ方まで、それぞれの場面で、難問をぶつけてもらった。どのように指導すればよいのか、例年以上に新たな挑戦の機会を得た。感謝したいのはこちらの方である。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | アメリカのヒロイズム映画 |
キーワード2 | マーベルコミック実写映画 |
キーワード3 | ヒーロー像 |
キーワード4 | 映画構造 |
キーワード5 | |
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