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学科 教育文化学科
年度 2014
ゼミ名 井上 智義
タイトル 『公立小学校における外国語(英語)活動の実態と担当者の負担・不安要因に関する調査 ―O市の学校教員に対する質問紙調査及びインタビュー調査から―』
内容 本研究は、外国語(英語)活動必修後の活動実態及びその担当者である小学校教員の負担・不安要因を明らかにすることを目的とする。調査は質問紙とインタビューを用いて行った。調査1では、O市の小学校教員116名を対象に質問紙調査を実施し、現在の外国語活動の実態、小学校英語に対する教員の意識が明らかにされた。続いて調査2では、教員5名を対象に、外国語活動指導上の負担・不安に着目しながら、半構造化形式によるインタビューを行った。両調査の結果、教員の外国語活動への積極性に影響を与えている負担要因として、「自身の英語力」「中学校との連携」「教員の積極性・協力体制の不足」「外国語活動に使える予算」「授業準備等の為の時間確保」「ALT等との連携」の6要因が抽出された。最後に、教員の負担・不安を軽減させるための方策として、小学校英語専科教員の設置及び専科教員のあり方について提案された。
講評 今年度の私のゼミの卒論テーマは、各個人が比較的好きなテーマを選択して、心理学的な調査により、それぞれの関心のある内容について取り組んだものと認識しています。ある人は2年かけて同じテーマで研究を掘り下げました。また、複数の人たちが、長時間かけてのインタビューを実施して、事前に予想ができなかった内容についても、調査対象者から聴きだすことができました。調査研究から明らかにされたことを見てみると、私自身が興味深く思える内容が少なくありませんでした。大半の論文は、長時間かけて先行研究をまとめ、周到な準備をして調査をおこない、心理学論文の体裁を整えています。大学院に進んで研究をつづけたら、きっと良い研究が継続できるのにと感じたケースも複数あります。片手間で書きあげた人は皆無だと思いますが、それぞれ個人の努力には、相当違いがみられました。頑張った人は、満足のいく成果と充実感を味わっているものと推測しています。
キーワード1 小学校英語
キーワード2 外国語(英語)活動
キーワード3 教員意識
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