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学科 教育文化学科
年度 2014
ゼミ名 井上 智義
タイトル 異性関係において求めるものについての一考察 ‐大学生の友情と恋愛感情の違い‐
内容 本研究の目的は、大学生が友人関係と恋人関係において相手に何を求めているかを明らかにすることである。大学生計113名を対象に質問紙調査が実施された。その結果、友人の項目については「外見魅力」「内面魅力」「願望追求」の3因子が、恋人の項目については「将来的見込」「現実的安心」の2因子が抽出された。男女間では「内面魅力」「将来的見込」「現実的安心」において女子の方が男子より、必要だと感じられる魅力の度合いが高く、友人の数による比較では、「内面魅力」「将来的見込」「現実的安心」において平均的な友人数の人がより必要だと感じられる魅力の度合いが高いことが示された。恋愛経験の有無においては、求めるものに余り変化が見られなかった。きょうだいの有無に関しては、「外見魅力」「将来的見込」において、きょうだいのいない人がより必要だと感じられる魅力の度合いが高いことが分かった。
講評 今年度の私のゼミの卒論テーマは、各個人が比較的好きなテーマを選択して、心理学的な調査により、それぞれの関心のある内容について取り組んだものと認識しています。ある人は2年かけて同じテーマで研究を掘り下げました。また、複数の人たちが、長時間かけてのインタビューを実施して、事前に予想ができなかった内容についても、調査対象者から聴きだすことができました。調査研究から明らかにされたことを見てみると、私自身が興味深く思える内容が少なくありませんでした。大半の論文は、長時間かけて先行研究をまとめ、周到な準備をして調査をおこない、心理学論文の体裁を整えています。大学院に進んで研究をつづけたら、きっと良い研究が継続できるのにと感じたケースも複数あります。片手間で書きあげた人は皆無だと思いますが、それぞれ個人の努力には、相当違いがみられました。頑張った人は、満足のいく成果と充実感を味わっているものと推測しています。
キーワード1 恋愛
キーワード2 友情
キーワード3 大学生
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