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学科 教育文化学科
年度 2014
ゼミ名 井上 智義
タイトル 幼いころの夢と現在の職業選択について
内容 本研究の目的は過去に希望していた職業が大学生の現在にどのように影響を及ぼしているかについて、職業選択に関する自己効力感を基に検証することである。大学生は、就職活動や様々な活動を通して自分自身と向き合い、職業選択を行う。そこで自分が現在望んでいる職業は過去に望んでいる職業とは異なるのか。何か共通点はあるのか。また希望職業が現在と過去で同じ人と異なる人では自己効力感は異なるのかについて大学生109名を調査対象者とし質問紙調査を行った。その結果、職業選択に関する自己効力感は、現在と過去の希望職業が同じ人でも異なる人でも項目により有意な差は存在しつつも、全体的に高いという結果が出た。また職業選択に関する自己効力感が高い人は、就職後の目標や将来のビジョンも持っているということも分かった。以上の結果により、職業選択のきっかけとして過去も現在も共通して周りの生活環境が関連していることが考えられる。
講評 今年度の私のゼミの卒論テーマは、各個人が比較的好きなテーマを選択して、心理学的な調査により、それぞれの関心のある内容について取り組んだものと認識しています。ある人は2年かけて同じテーマで研究を掘り下げました。また、複数の人たちが、長時間かけてのインタビューを実施して、事前に予想ができなかった内容についても、調査対象者から聴きだすことができました。調査研究から明らかにされたことを見てみると、私自身が興味深く思える内容が少なくありませんでした。大半の論文は、長時間かけて先行研究をまとめ、周到な準備をして調査をおこない、心理学論文の体裁を整えています。大学院に進んで研究をつづけたら、きっと良い研究が継続できるのにと感じたケースも複数あります。片手間で書きあげた人は皆無だと思いますが、それぞれ個人の努力には、相当違いがみられました。頑張った人は、満足のいく成果と充実感を味わっているものと推測しています。
キーワード1 自己効力感
キーワード2 職業選択 
キーワード3 就職活動
キーワード4  
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