詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 「大学生のTwitter・Facebookの利用状況と友人関係志向性・対友人不安感との関連」 |
内容 | 本研究では大学生のTwitter・Facebookの利用状況と利用動機、また友人関係志向性と対友人不安感を持っているのかを検討し、各尺度がそれぞれ性別と関連しているのかを検討し、各尺度間に関連があるのか検討することを目的とする。大学生106名質問紙調査を実施した。分散分析の結果、性別と各尺度の関連については有意な結果は得られなかったが、SNS利用頻度高群において友人関係志向性に有意な差がみられた。さらに相関分析の結果、「表面的(気遣い)友人関係」と対友人不安感にも関連が認められた。このように、これまで未検討であった、SNSの利用動機と友人関係志向性・対友人不安感との関連、さらに「表面的(気遣い)友人関係」と対友人不安感との関連を明らかにすることができた。 本研究では、SNSの利用動機・利用頻度と友人関係志向性・対友人不安感それぞれ関連があることが示された。 |
講評 | 今年度の私のゼミの卒論テーマは、各個人が比較的好きなテーマを選択して、心理学的な調査により、それぞれの関心のある内容について取り組んだものと認識しています。ある人は2年かけて同じテーマで研究を掘り下げました。また、複数の人たちが、長時間かけてのインタビューを実施して、事前に予想ができなかった内容についても、調査対象者から聴きだすことができました。調査研究から明らかにされたことを見てみると、私自身が興味深く思える内容が少なくありませんでした。大半の論文は、長時間かけて先行研究をまとめ、周到な準備をして調査をおこない、心理学論文の体裁を整えています。大学院に進んで研究をつづけたら、きっと良い研究が継続できるのにと感じたケースも複数あります。片手間で書きあげた人は皆無だと思いますが、それぞれ個人の努力には、相当違いがみられました。頑張った人は、満足のいく成果と充実感を味わっているものと推測しています。 |
キーワード1 | SNS |
キーワード2 | 友人関係志向性 |
キーワード3 | |
キーワード4 | 対友人不安感 |
キーワード5 | |
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