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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 京都のブランド力及びその広告への活用について |
内容 | 本論文では、京都ブランドの価値構造・価値構成を明示するための考察を行い、また京都ブランドを広告的に活用するためにはどのような点に留意すべきであるかについて検討している。考察を行うにあたり、まず客観的なデータから「京都の持つブランド価値は強い訴求力を有する」ということを確認した。また、その価値は国内のみならず海外においても認められており「日本のシンボル」とのイメージを持たれていることが判明した。そこで、京都は日本のどの部分を象徴するシンボルであるのかを明らかにすることを通じ、京都ブランドの価値構成と価値構造を明示することとした。その結果、京都は日本の価値を構成する5領域のうち「伝統」の領域を象徴する存在であり、高品質・仕上げの丁寧さなどの物理機能的価値、安心・愛着やこだわりという情緒的価値、心の豊かさ・自尊心の充足という精神的価値を持つとの結論に至った。そしてこれをもとに、過去に京都ブランドを使用したCM実例を分析し広告における京都ブランドの効果的な活用について検討した。そして、広告において京都ブランドを効果的に活用するためには、表層的な部分ではなくより深層的な部分で商品と京都ブランドを結びついていることが大切であるとの結論に達している。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | ブランド |
キーワード2 | 京都 |
キーワード3 | 広告 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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