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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 雨森芳洲の教育思想史的研究―異文化理解を中心に― |
内容 | 雨森芳洲は、現在の滋賀県長浜市の旧高月町雨森において雨森清納の長男として生まれた江戸時代中期の儒学者である。父の影響から始めた医学修行の後に、十七、八歳の時に江戸へ行き、木下順庵の門で儒学を習う。そして、その師である順庵の推挙により、対馬藩に仕官し、何十年にもわたって朝鮮との外交に携わる。非常に勉強熱心な性格から中国語や朝鮮の言語に精通し、言語の研究にも成果をあげている。また、晩年は、藩内での人材育成などの教育にも取り組んでいる。本論文では、芳洲の幼少期からの様子をたどることにより、彼の人間形成についてまず考察する。その上で、芳洲が朝鮮という異国に実際に渡ったことから得た経験をもとに、考えたことや、実際に行動したことについて考察する。そして、それをもとに構築された彼の外交姿勢や、文化に対する考えを検討した後に、芳洲が行った対馬藩での教育活動についても触れ、芳洲の藩や日本の後世に対する展望についても検討する。 |
講評 | 早くから論文と取り組み、雨森芳洲の文献を広く読み込みました。ただ史料を読む時、思い込みが強く 少々理解が外れる所もありましたが、努力が実った優秀な論文でした。 |
キーワード1 | 誠信 |
キーワード2 | 外交 |
キーワード3 | 異文化理解 |
キーワード4 | 対馬 |
キーワード5 | 朝鮮 |
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