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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | フランスのカフェ文化―歴史から探る役割とその魅力― |
内容 | この論文ではフランスのカフェ文化について、その歴史を知り、役割を考える。第1章では、最初にカフェそのものの歴史について確認した上で、フランスのカフェがどのような変遷を遂げたのか、その始まりと言われる17世紀半ばから見ていく。そして、フランスのカフェの中で最も古い伝統を持ち、最も有名と言われている【プロコープ Procope】について述べる。第2章では、フランスのカフェの役割について見ていく。カフェは「公論」の概念が誕生するきっかけ、そしてフランス革命が起こるきっかけとなった。また、芸術家たちは互いの技法を議論し合い、ときには作品を創作する場としてカフェを使用した。以上から、カフェは社会的・政治的役割や芸術の場として機能していたことが考えられる。この2つの役割について、第2章では詳しく述べている。最期に、現代のカフェで行われている「哲学カフェ」という新たな取り組みを紹介し、カフェの今後について考えている。 |
講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ④」、すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では今年度、17編の卒業論文が提出されました。本データベースに掲載された各論文の梗概からお分かりの通り、17編の内容はヴァラエティに富んでいます。ゼミ生は自分の研究テーマに詳しくなるのはもちろん、他のメンバーによる多彩な発表からヨーロッパの教育文化について幅広い知識や情報を得られたはずです。それらが各自の生涯学習のための素養となり、今後の生活の中での様々な学びや楽しみの機会に、意外な時に意外な所でも想起され活かされることがあれば幸いに思います。私は今後、本ゼミ生が、卒論のテーマを3年次の終わりには設定し、4年春学期に先行研究を把握して自分の研究の焦点を定め、できれば夏休みに現地を訪ねて、本格的な調査はできなくても空気を肌で感じた上で、4年秋学期に考察を深めて執筆を進められるような、指導体制・学習環境の提供に努めていきたいです。(越水雄二) |
キーワード1 | フランス |
キーワード2 | カフェ |
キーワード3 | 社会的・政治的役割 |
キーワード4 | 芸術の場 |
キーワード5 | 哲学カフェ |
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