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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | マックスウェーバーの「近代的官僚制論」―官僚化された合理的な学校教育の起源をたどる― |
内容 | 「理想的な社会」の実現は、人類にとって、永遠の研究課題だろう。そのためには「理想的な教育」の追究が不可欠だ。ところで、現代では、あらゆる物流や情報が共有化されるグローバリズムの波が、先進国や発展途上国を問わず、世界中で多大な影響を与えている。社会、経済、政治、文化。特定の国家間ではなく、 地球規模による繋がりは、各国の社会の在り方を大きく変容させた。それは、日本においても同様だ。多大な変化を遂げた世界の国々において、今から約1世紀前に生きたドイツの社会学者マックス・ウェーバーの提唱した方法論は、果たして通用するのか。そうであれば、「理想的な教育」を議論する上で、彼の社会科学における方法論は、そのヒントとなりうる。そこで、現代におけるウェーバー研究の意義を改めて立証する。本論文では、ウェーバーの『官僚制論』を取りあげ、近代的官僚制論を分析し、「合理化された教育」の起源を官僚制的支配行政の視点から考察する。 |
講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ④」、すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では今年度、17編の卒業論文が提出されました。本データベースに掲載された各論文の梗概からお分かりの通り、17編の内容はヴァラエティに富んでいます。ゼミ生は自分の研究テーマに詳しくなるのはもちろん、他のメンバーによる多彩な発表からヨーロッパの教育文化について幅広い知識や情報を得られたはずです。それらが各自の生涯学習のための素養となり、今後の生活の中での様々な学びや楽しみの機会に、意外な時に意外な所でも想起され活かされることがあれば幸いに思います。私は今後、本ゼミ生が、卒論のテーマを3年次の終わりには設定し、4年春学期に先行研究を把握して自分の研究の焦点を定め、できれば夏休みに現地を訪ねて、本格的な調査はできなくても空気を肌で感じた上で、4年秋学期に考察を深めて執筆を進められるような、指導体制・学習環境の提供に努めていきたいです。(越水雄二) |
キーワード1 | 官僚制 |
キーワード2 | マックス・ウェーバー |
キーワード3 | 合理化された教育 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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