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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 広告から見るリアル書店の可能性 |
内容 | 出版業界において、書籍の売り上げの低迷が叫ばれて久しい。その現状は、本を売る・届ける過程を担う書店にとっても死活問題で、昨今、中小店舗を中心に書店の廃業が相次ぎ、歯止めのかからない状態である。 情報の取得方法が多様化し、書籍の売れ行きは継続的に不調である。リアル書店に限定すれば、オンライン書店や古本販売店の急成長がさらなる追い討ちをかける。町の書店は減り、大型書店は品揃えを追い求め競争に疲労している。暗いニュースの飛び交う出版不況を、リアル書店はどんな工夫で乗り越えようとしているのだろうか。新たな取り組みが目立つ広告活動を中心に、今後の書店にある可能性について考えた。 規模も業態も様々だが、全てのリアル書店に共通して求められるのは、店頭で本に触れ、時に予想外の本との出会いを体験できる、「本屋さん」本来の魅力を意識すること。それを助長するために、新しい見せ方の提案など、各々の個性を発揮する書店の躍進が見られる。今後さらに情報がデジタル化しても、オンライン書店が普及しても、読者が楽しんで本を「体感」できる場が用意されていれば、リアル書店が町から消えて無くなることはないだろう。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | 出版不況 |
キーワード2 | 書店 |
キーワード3 | POP広告 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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