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学科 教育文化学科
年度 2014
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 潜在意識に呼びかける教育 -野口晴哉の思想から-
内容  私は今回、整体師であり後に教育思想家としても活躍した野口晴哉氏の著書を主に使い、教育の根本とも言える「子どもの潜在意識を促す」ということについて考えた。
 4年間この教育文化学科で、様々な方面から教育を学んだが、教育の歴史や教育現場の現状、今後に向けての課題などについて考え、より良い教育を目指していくためには、宗教や歴史や、また日本だけでなく海外にも目を向けたりと、あらゆる切り口から見ることが重要であるとわかった。その中で私は、人間の内面の「意識」に注目してみた。野口晴哉が説いた健康法から、心と身体の関係を見出し、またそれを教育に活かすことの有効性に目をつけたのである。第1章は野口の生い立ちと、体癖、活元運動、愉気法というそれぞれの健康法について述べ、第2章からは野口氏の主張する潜在意識教育について述べている。第2章では胎教、小さな子どもに向けての教育、第3章では、思春期の子どもの現象や恋愛についてまとめている。教育現場において、子どもの意識を変えるということだけでなく、親の意識からまず変えていくことが必要なのであり、これはまた親個人ではなく社会全体にも言える課題なのである。

講評 本論文は、野口晴哉の潜在意識教育を論じたものである。野口は整体家として著名であるが、彼のいう潜在意識教育は、これまであまり研究されたことがなく、その意味でこの論文は貴重な考察になっている。
キーワード1 野口晴哉
キーワード2 潜在意識教育
キーワード3 心と身体
キーワード4 胎教
キーワード5 思春期
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