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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | ナニワのお笑い文化にみる金鳥広告 |
内容 | 「ハエハエカカカキンチョール」、「亭主元気で留守がいい」等、数々のヒット作を生み出した金鳥広告。それらの作品は、軽快なキャッチフレーズとともに、そのシニカルさで人々に大きなインパクトを与えてきた。 本稿では、金鳥のようなトゲトゲしい笑いを生かした広告が、一体どののようにして人々に愛され、受け入れられるブランドづくりを成功させてきたのか、「ナニワの笑い」という切り口から分析する。 金鳥広告を始め、「関西オモシロ広告」と呼ばれる傑作を作り続けた電通堀井グループ。決して格好付けず、自分を一度突き放し、客観的に滑稽化する。笑いは庶民の日常生活の中の本音から生まれ、理屈ではなく感覚的なものを重んじる。彼らの広告表現における根幹には、その様なナニワ独特のコミュニケーションの哲学が顕著にあらわれている。 インサイトという概念が注目されるようになった今、データや数値ではなく、人間のリアルな本音に基づくナニワ流広告クリエイティブ術は、多くの人の共感を呼ぶ画期的な広告づくりに大きなヒントを与えてくれえることだろう。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | ナニワ |
キーワード2 | 笑い |
キーワード3 | 広告 |
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