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学科 教育文化学科
年度 2014
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 幼児期の感覚教育 ―ピアジェ,モンテッソーリ,シュタイナーの教育論をふまえて
内容  近年,女性の社会進出や都市化,核家族化の影響で,家庭教育が衰退してきている。なかなか家庭で子どもたちを見ることができないので,子どもたちは保育園や幼稚園で日常生活に必要なことを,遊びを通して学んでいる。子どもたちは日々感覚刺激を受け,物事を認識している。その感覚を特に重視して教育を行ったモンテッソーリに興味を抱いた。他に,シュタイナー,ピアジェを取り上げ,これからの教育に必要なことを考えていく。
 ピアジェは集団遊びを通して,社会性が身につくと考えている。あるものを触ったり,人と関わったりすることで,子どもたちは物事を認識する。
 モンテッソーリは,感覚教具を用いて子どもたちに様々な感覚を体験させる。独自の教具を生み出し,日常生活で必要となってくる感覚を発達させる。正しい感覚を身につけさせることを目標としているのがモンテッソーリの感覚教育である。
 シュタイナーによると,12感覚で感じたことだけではなく,そのものの内面まで想像することが感覚教育なのである。
 これからの日本の幼児教育では,感覚教育をより重視すべきであると私は考える。幼児教育で感覚教育を行い,子どもが自由に発想し,行動することを支援していかなければならない。
講評 本論文は感覚教育について、ピアジェ、モンテッソーリ、シュタイナーの3人の教育思想をとりあげて論じている。それぞれの理論の特徴を適切にまとめ、相互の相違点や関連性、またそれら3者を用いる教育を構想している点が評価できる。
キーワード1 ピアジェ
キーワード2 モンテッソーリ
キーワード3 シュタイナー
キーワード4 感覚教育
キーワード5 幼児教育
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